【現役愛人が説く経済学1】リスクはお互い様なのに、無料で抱かれるなんてあり得ない

 はじめまして、東條才子と申します。 アラサーで金融業に従事しております。そちらのお仕事で食べていけるだけの収入は稼いでおりますが、それ以外にもうひとつ、私が生業としているものがあります。タイトルにもありますように、愛人業です。  愛人業だなんて、いったいどういうつもりだ、ふざけているのかと思われる方もいらっしゃるでしょうか。はたまた現在、メディアでよく耳にする「パパ活」とどう違うのか、そんなもの仕事といえるのか、疑問に思う方もいるでしょう。せっかくこの連載をいただきましたので、少しずつそのあたりを明らかにしていきたいと思います。
現役愛人が説く経済学1

常時4~5人の愛人を確保する筆者が、経済学の視点から愛人業を解説していく

 私の定義する「愛人」関係とは、「金銭を対価に男性の精神的、物理的な欲求を満たすこと、また自らも満たされること」です。  それだけです。お金をいただくこと、これが大前提です。体の関係はあってもなくても成立しますし、長年付き合っていくうちに関係の内実は変化していくこともございますが、要は「10も20も年上の男性と親密になり、その代わりに少なくない額の対価を得る」、これにつきます。  私は愛人業を初めてまだ1年ちょっとです。はじめのうちは手探りでしたが、そのうち「契約」が取れるようになり、自分としては想像よりも多くの額をいただけるようになった頃、この連載をいただくきっかけとなる方とお会いしました。  私がどのようにして愛人関係を築いているかお話したところ、その男性は、 「それってもう、仕事として成立してるよね」と言いました。 「そうですね、仕事としてやっていないと、ここまでの成果は得られないかもしれません」  そんなやり取りを交わしたあと、私は徐々に、ひょっとしたらこれは「職業」ではないかと思うようになったのです。むしろ、それくらいの気負いがないとやっていかれないかもしれません。
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愛人稼業は外国株と同じでリスクヘッジが不可欠
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