ひたすらに口座数を増やす。公募割れ予想以外全てベット 下半期IPO投資の極意
2017.08.18
りゅう氏が株式投資を始めたのは’06年のこと。ところが、直後にライブドアショックが起こり、含み損を抱え、損失を取り戻そうと手を出したFXでも深手を負った。気づけば、’12年までに30万円まで資金を減らしてしまったという。
この反省から、IPO投資でリスクを取らず資産を増やす方針に改めたところ、3年で600万円まで資産を増やすことに成功した。
口座を開設している証券会社はもっぱらネット証券で、今のところは資金力不足のため、店舗証券の口座は持っていないが、口座数は、りゅう氏が27社、妻の口座で27社、2人の子供の口座で8社、計62社とかなり多く、公募割れ予想をした銘柄以外はすべて申し込む。最近は年間100回ぐらい抽選に申し込むそうだ。
サラリーマンをしながら、ここまでIPO投資にのめり込んだのは、ただ楽しかったからだとか。
「IPO投資の魅力は、ローリスクでありながら、ワクワクドキドキを体験できることです。IPO株は、取得時に手数料がかかりませんし、抽選に外れても全額戻ってきますが、一撃で大きな利益を狙えます。タダで買える宝くじとも言われていますが、実際には知識と資金を積み上げ、当選確率が上がるようになり、着実に資金を積み上げていくイメージです」
宝くじにも例えられるIPO株だが、どのくらい儲けられるだろうか? 例えば、’05年3月上場のガンホーオンラインは120万円の公募価格に対し420万円の初値がつき、’06年3月上場の比較・comは、45万円の公募価格に対し270万円の初値が付いた。
今年に入ってからも4月に上場したグローバルウェイは2960円の公募価格に対し1万4000円の初値がついた。最低単位の100株でも、110万4000円の利益を獲得できたのだ。IPO神話は未だ健在である。
では、そうしたお宝IPO株をゲットするために、初心者は何をしたらよいだろうか?
株式投資やFXでの傷をIPO投資で巻き返した
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