このマネー本がスゴい【金融・ファイナンス編】
2017.07.25
実践的な投資テクニックから思考法、市場のトレンドや社会現象を扱ったものまで、さまざまなものが溢れるマネー本。本当に役立つのはどの作品か? 金融アナリストや現役の億超えトレーダー、マネーブロガーといったカネのスペシャリストたちが厳選した!
・サラリーマンのままで副業1000万円 マジメ系クズでもできる消耗しないで稼ぐ極意
(栗林 篤/WAVE出版)「ハードワークはマジ勘弁」というストレスフリーな生き方を解説。定価:1620円
資産運用を含めた人生設計、市場の新たなトレンドなどを扱った作品をテーマにした金融・ファイナンス部門。受賞作品の『サラリーマンのままで副業1000万円』は、サブタイトルのとおり“クズマインド”あふれる著者が、副業をしながら年収1000万円を達成した方法を解説した一冊だ。
「会社に勤めていれば、終身雇用という時代はとっくの昔に過ぎ去りました。そんななか、何らかの形で資産形成しなければならないと感じている人にはピッタリの一冊。社会を生き抜き、人生をまっとうするための指南を得られるバイブル的な本です」(マネーライターの堀聖人氏)
また、候補作から、フィスコ マーケットアナリスト・田代昌之氏がオススメしてくれたのは、投資に興味がなくても最低限知っておくべきテーマの『ブロックチェーン革命』。
「金融だけではなく、社会インフラの根本を変える可能性を秘めたブロックチェーンの基本から将来性までが詰まった内容です。著者・野口氏による仮想通貨関連の書籍は多々ありますが、どれも革命というタイトルが付くのが印象的ですね」(田代氏)
・USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門
(森岡 毅/角川書店)定価:1512円
新規事業成功率が30%から97%へ大幅アップ。マーケティングを重視する企業になることで激変を遂げたUSJの裏側を描く。
・カルロス・ゴーンの経営論グローバル・リーダーシップ講座
(太田正孝、池上重輔/日本経済新聞出版社)定価:1728円
大手・中堅企業の幹部候補生を対象にした講座の、受講生とゴーンとの白熱のやりとりをリアルに再現する。
・本当にわかる債券と金利債券の基本、経済との関係からマーケティングの歴史と各国の情勢、プロの投資戦略まで
(大槻奈那、松川 忠/日本実業出版社)定価:1728円
異次元緩和、マイナス金利、国債暴落、ハイパーインフレ……。人気アナリストらが旬なテーマまでやさしく解説。
・ブロックチェーン革命 分散自律型値社会の出現
(野口悠紀雄/日本経済新聞出版社)定価:1944円
幅広い分野で応用され、社会全体を変えようとする最新テクノロジー・ブロックチェーンへの理解が深まる一冊。
【堀 聖人氏】
お金の働き方を綴るマネーライター。株投資や外貨投資などお金に働いてもらう情報を随時発信。「お金が、働く。」サイト管理人
【田代昌之氏】
フィスコ マーケットアナリスト。新光証券(現みずほ証券)、シティバンクなどを経てフィスコに入社。MFTAの資格を保有
― このマネー本がスゴい ―
【金融・ファイナンス部門】人生設計や経営メソッドを解説
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