大手に木材を納品!隠れグローバル企業も多い四国の優良企業
同じく四国の注目企業として、投資家ブロガーのかぶ1000氏が挙げたのが「南海プライウッド」(香川県高松市)。
和室天井材で業界首位の同社は、収納材、床材などを取り扱う住宅内装材総合メーカー。インドネシアとフランスに子会社を持つ、グローバル企業だ。
「住友林業など大手企業に部材を納入しており、安定が見込めます。昨年の終わりまで超バリュー株でしたが、最近高騰してしまいました。それでもまだまだバリュー株です!」
ほかにも、今では全国展開するソフトウェア会社のジャストシステム(徳島県徳島市)など、IT分野の成長企業も少なくない四国地方。全体的な傾向を聞いてみると―。
「やはり自然背景的に、林業・漁業にバリュー株が目立ちますね」(かぶ1000氏)
四国の“地理的分断”は決してデメリットばかりではないのだ。
【佐々木靖人氏】
レオス・キャピタルワークスブルー・マーリン・パートナーズ入社後、企業の戦略立案、IRコンサルティングに従事。’09年レオス・キャピタルワークス入社。ヘッジファンドを経て現職
【かぶ1000氏】
個人投資家・ブロガー中学生のときから株を始めた生粋の株式投資家。バリュー株への投資を得意とし、累積利益は3億1600万円を超える。ブログ「かぶ1000投資日記」を運営
【三戸政和氏】
日本創生投資CEOSBIインベストメントにて、投資先に経営参画しながら、成長戦略、株式公開支援、M&A戦略、企業再生戦略などを行う。兵庫県議会議員を経て現職
― 優良地方銘柄成長力がヤバい ―