住宅街のスタバでワイン!? スタバの新業態「ネイバーフッドストア」、その真価とは
2017.06.16
<取材・文・撮影/るた(都市商業研究所)>
【都市商業研究所】
若手研究者で作る「商業」と「まちづくり」の研究団体。Webサイト「都商研ニュース」では、研究員の独自取材や各社のプレスリリースなどを基に、商業とまちづくりに興味がある人に対して「都市」と「商業」の動きを分かりやすく解説している。Twitterアカウントは「@toshouken」
※都商研ニュースでは、今回の記事のほかにも下記のような記事を掲載中
・高島屋羽田空港店、5月25日閉店-大丸も8月27日閉店、伊勢丹が制した羽田空港の百貨店競争
・GAP渋谷店、5月7日閉店-GAP日本旗艦店の1つ
・イーアス高尾、6月22日開業-八王子最大級のショッピングセンターに
既にメガブランドとして全国各地に展開を遂げているスターバックスが、単なる既存ブランドのプレミアム性を活かしたブランド価値向上にとどまらず、あえて集客の厳しい住宅地でビジネスを展開するのはなぜか。
そこには、「近隣住民との密着」というコンセプトのもとで、より深いお客様のニーズに応え、人と人との距離を縮めていくという、スターバックスの原点ともいえる「サードプレイス」(第3の場所)の発想が根底にあるからではないだろうか。
生まれてまだ2年足らずの新業態であるネイバーフッドストア。今後は、愚直なまでのコンセプトへのこだわりによって心からの居心地よい場所を提供していくことこそが、さらなる成長への鍵となりそうだ。
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