1600万円投じたコインランドリー経営が大赤字!そのワケをサラリーマン投資家が告白

話と違う!予想売上3割減&予想経費4割増

 開業前、「最新の設備を揃えた広い店舗で開業すれば近隣の競合を圧倒できる!」という説明を業者から受けていた諏訪さん。しかし、実際にオープンしてみると期待は裏切られ、周辺店舗から客を奪うまでには至らなかった。 「よく考えれば、洗濯機や乾燥機が最新で多少性能が良いとしても、旧型と圧倒的な差がつくわけでもありません。いわば、どんぐりの背比べです。わざわざ今まで利用していた店舗から乗り換える理由にはならなかったのでしょう。結局は立地が物を言う商売ということです」  現在も客足は伸び悩んでおり、毎月の売上額は業者予想より3割以上下回った状況だ。 「出店後、認知されて固定客がつくまでには時間が必要という話を聞いていたので、当初の赤字は想定済みでした。しかし、1年経っても黒字化の目処が立たないとは。完全に誤算です」  さらに、毎月の経費も重くのしかかる。 「経費で特に大きいのが電気代です。私の店舗は比較的広く、40Wの蛍光灯が30本取り付けられているので電気代が馬鹿になりません。さらに空調も24時間稼働させているので、夏場はエアコン代も嵩みがちです。これからの季節、毎月の電気代だけで10万円を超えます」  業者の事前予想より4割ほど高い経費が、ボディブローのように地味に効いているという。

残された道は地道な経営改善のみ!?

 ただ、諏訪さんにとって幸いだったのが、コインランドリーの赤字を補填してくれる家賃収入を得ている点だ。アパートからの家賃収入が今の彼にとって精神安定剤のような存在となっている。  今後はテコ入れとして、地域へのビラまき、照明のLED化、アウトソーシング比率の見直しといった、地道な経営改善に取り組むという。場合によってはテナント料の減額交渉もするつもりだ。なんとしても年内の黒字化を目指すべく、背水の陣で奮闘している。  コインランドリー“投資”とは言うものの、その実態は店舗を構えた事業経営にほかならない。オーナーには経営者としての気概や努力が求められる。諏訪さんのコインランドリー投資、投資家人生に汚点を残すか、きれいに洗い流せるかは、これからの頑張りにかかっている。<文・栗林篤>
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