不自然極まりない「軍歌を歌う幼稚園」運営法人の国有地取得の経緯

菅野完
 朝日新聞は、2月9日、「軍歌を歌う幼稚園」・塚本幼稚園の運営法人である学校法人森友学園が、大阪府豊中市内の国有地を不当な安価で買取した問題をスクープした。(参照:朝日新聞)  森友学園に売却された国有地は約8770平米。坪に換算すると約2650坪になる。しかも問題の土地の所在地、豊中市野田町1501番地は、幹線道路沿いの角地。これだけ広大かつ好立地の土地が、総額わずか1億3千万で売却されたのだ。本件を正確に「問題あり」と認識し記事として取り上げた朝日新聞の記者各位と、そして何より、情報公開請求を出すことによって本件を可視化した、豊中市の木村市議の迅速な動きには、最大限の賛辞を送りたい。これでこそ、報道人であり、これでこそ地方政治家だろう。  当然、野党もこの問題を見逃すはずがない。朝日のスクープ記事が流れた直後から、民進党は調査チームを結成。財務省や文科省に対し、説明資料の提出を求めた。  今回、筆者は、各省庁より民進党調査チームに提出された資料を入手した。「豊中市所在の処分済み国有地の経緯について」と題された財務省作成の説明資料を始め、資料は全体で40ページほど。読み込めば読み込むほど、今回の土地売買が極めて不自然な経緯をたどっていることが明らかになった。
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不自然な価格非公開
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日本会議の研究

「右傾化」の淵源はどこなのか?「日本会議」とは何なのか?

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