目敏い人がやっている「VIXショート」ってなんだ?

ブレグジットでは予想を外すも全ポジションで黒字

 将来的な下落が確実視されるとはいえ、どのタイミングがピークかを見極めることは困難。よって、上がりきったかな、と思ったタイミングでエントリーしながら様子を見ていく。 「予想に反してさらに上がるときも当然ありますが、慌てずにナンピンしながら調整していきます。昨年6月23日に開催されたイギリスのEU離脱国民投票では『離脱はない』と判断、14ドル付近でショートで入ったものの、反発。一時は26ドル付近まで上昇しましたが、こまめにナンピンして売り増ししていき、7月11日に12ドルとなったところで決済しました。予想は外れましたが、それでもすべてのポジションで利益を得ることができた。重要なのは、ロスカットされないこと。資金管理には細やかな注意が必要ですが、それさえ意識していれば、他の金融商品と比較して難しいとは思いません。ポートフォリオの主軸に置くのではなく、20~30%程度で運用すればリスクはかなり限定されます」  チャイナリスクやテロ、トランプの発言に要注目 かくして50%超の利回りを得る玉井氏だが、’17年はどんな暴騰相場を予測しているのか。 「みんなが保険をかけたくなるような現象が起きるとき、を意識しますね。要因として考えられるのは中国のバブル崩壊、ハードブレグジット、ドイチェ銀行の動向、テロなどが挙げられます。マーケットの状況にもよりますが、30を超えたら売り時とみて、タイミングを計っていく。リスクが高まっている緊張下でトランプが過激な発言をすれば、さらに瞬間的に上がることがあるので、そういう機会を狙ってショートしていくつもりです」  市場の混乱を逆手に取り、意外なほど手堅く稼げるというVIXショート。投資先の一つとして、検討するのもいいかもしれない。
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VXXの取引には海外証券口座が必須
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