「ソ連復活」も間近!? ユーラシア大陸を再びまとめつつあるロシア

白石和幸

 米国カーター大統領の政権時に大統領補佐官を務めたズビグネフ・ブレジンスキー氏が、米国が覇権を維持する為に必要な事として常に口にしていたことは「中央ユーラシアから挑戦的な勢力が台頭することを抑えることである」ということであった。しかし、オバマ大統領の8年の政権時に米国はそれを許してしまった。ロシアと中国がそこを制覇してしまったのである。そして、今、ロシアと中国は連携を益々強固なものにして中央ユーラシアに米国が介入できる余地はなくなっている。

 ソ連が存在していた時には中央ユーラシア地方はソビエト連邦を構成しており、その地政学的な重要性は現在ほどではなかった。ソ連は1991年12月に崩壊して、15の独立国家が誕生した。しかし、それから25年が経過した今、プーチン大統領はあたかもソ連を復活させるかのような外交戦略を展開しているのである。また、米国と覇権争いをしていた頃のソ連を経験しているロシア人の6割はソ連の復活を望んでいるとせ言われている。(参照「EL Espanol」)

 現在、その復活があたかも可能であるかのような世界情勢になっている。その一部を以下に挙げてみよう。

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「ソ連復活」8つの兆し
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