株式会社セレス――[世間的には無名だけど株的には優良銘柄企業]のオフィスに行ってみた
2017.01.15
世間的には無名でも優良銘柄として名前が頻繁に挙がる企業が多々ある。革新的な技術を持つ新興企業は常に注目すべき存在だ。果たして、「優良銘柄」企業の素顔とはどのようなものなのだろうか? 大人の社会科見学にレッツゴー!
「フィンテック関連+スマートフォンメディア広告事業……。最近増えている事業形態ですが、ビットコインサービスを提供しているレジュプレスなど、いろいろな企業と提携している点が特徴的」とフィスコアナリスト・田代昌之氏が語るのは、セレス。はたしてどんな企業なのか?
さっそく、南青山にあるオフィスを訊ねると、立地も相まって、お洒落なカフェのような雰囲気に驚かされる。
「IT企業なので、できるだけ社員がクリエイティブに働ける環境にしたかったんです」と語るのは、代表取締役社長の都木聡氏。社内を見渡すと、ノートPCを手に、カジュアルな服装で歩き回る社員の姿が。意識高そう……。
同社の主要事業は国内最大手の「モッピー」、「モバトク」、「お財布.com」などのポイントメディアの運営だ。
「Web上に広告を掲載し、閲覧や申し込み、来店したユーザーにポイントを付与する、いわゆるO2Oサービスですね」(都木氏)
と、ここまではよくあるIT企業。冒頭で田代氏が話したとおり、セレスがユニークなのは、常に提携企業と新しいサービスを生み出している点。その最新例が、東大発のベンチャー企業・ジャノムと共同開発された「CoinTip」だ。
「アーティストの動画を見て“投げ銭”をしたり、海外の慈善団体に寄付をするなど、ツイッターのアカウントさえ持っていれば、誰にでもビットコインを送金できるサービスです」(都木氏)
社内の創造力に満ちた空気は、こういったコラボに反映されていたのだ。
【セレス】
目標値:3000円
買い時額:1500円
損切:1000円
PER:44.2円
PBR:6.49倍
配当利回り:0%
【田代昌之氏】
アナリスト。新光証券、外資系銀行、生保を経て、’10年フィスコに入社。株式市場、個別銘柄を担当
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