株式会社セレス――[世間的には無名だけど株的には優良銘柄企業]のオフィスに行ってみた

世間的には無名でも優良銘柄として名前が頻繁に挙がる企業が多々ある。革新的な技術を持つ新興企業は常に注目すべき存在だ。果たして、「優良銘柄」企業の素顔とはどのようなものなのだろうか? 大人の社会科見学にレッツゴー!

【セレス】ビットコイン送金サービスで注目

株式会社セレス

「どこのオシャレなカフェですか……」と言いたくなるクリエイティブな雰囲気は、新サービスの開発に表れていた

「フィンテック関連+スマートフォンメディア広告事業……。最近増えている事業形態ですが、ビットコインサービスを提供しているレジュプレスなど、いろいろな企業と提携している点が特徴的」とフィスコアナリスト・田代昌之氏が語るのは、セレス。はたしてどんな企業なのか?  さっそく、南青山にあるオフィスを訊ねると、立地も相まって、お洒落なカフェのような雰囲気に驚かされる。 「IT企業なので、できるだけ社員がクリエイティブに働ける環境にしたかったんです」と語るのは、代表取締役社長の都木聡氏。社内を見渡すと、ノートPCを手に、カジュアルな服装で歩き回る社員の姿が。意識高そう……。  同社の主要事業は国内最大手の「モッピー」、「モバトク」、「お財布.com」などのポイントメディアの運営だ。 「Web上に広告を掲載し、閲覧や申し込み、来店したユーザーにポイントを付与する、いわゆるO2Oサービスですね」(都木氏)  と、ここまではよくあるIT企業。冒頭で田代氏が話したとおり、セレスがユニークなのは、常に提携企業と新しいサービスを生み出している点。その最新例が、東大発のベンチャー企業・ジャノムと共同開発された「CoinTip」だ。 「アーティストの動画を見て“投げ銭”をしたり、海外の慈善団体に寄付をするなど、ツイッターのアカウントさえ持っていれば、誰にでもビットコインを送金できるサービスです」(都木氏)  社内の創造力に満ちた空気は、こういったコラボに反映されていたのだ。 【セレス】 目標値:3000円 買い時額:1500円 損切:1000円 PER:44.2円 PBR:6.49倍 配当利回り:0% 株式会社セレス【田代昌之氏】 アナリスト。新光証券、外資系銀行、生保を経て、’10年フィスコに入社。株式市場、個別銘柄を担当 ― [世間的には無名だけど株的には優良銘柄企業]のオフィスに行ってみた ―
ハッシュタグ
バナー 日本を壊した安倍政権
新着記事

ハーバービジネスオンライン編集部からのお知らせ

政治・経済

コロナ禍でむしろ沁みる「全員悪人」の祭典。映画『ジェントルメン』の魅力

カルチャー・スポーツ

頻発する「検索汚染」とキーワードによる検索の限界

社会

ロンドン再封鎖16週目。最終回・英国社会は「新たな段階」に。<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

国際

仮想通貨は“仮想”な存在なのか? 拡大する現実世界への影響

政治・経済

漫画『進撃の巨人』で政治のエッセンスを。 良質なエンターテイメントは「政治離れ」の処方箋

カルチャー・スポーツ

上司の「応援」なんて部下には響かない!? 今すぐ職場に導入するべきモチベーションアップの方法

社会

64bitへのWindowsの流れ。そして、32bit版Windowsの終焉

社会

再び訪れる「就職氷河期」。縁故優遇政権を終わらせるのは今

政治・経済

微表情研究の世界的権威に聞いた、AI表情分析技術の展望

社会

PDFの生みの親、チャールズ・ゲシキ氏死去。その技術と歴史を振り返る

社会

新年度で登場した「どうしてもソリが合わない同僚」と付き合う方法

社会

マンガでわかる「ウイルスの変異」ってなに?

社会

アンソニー・ホプキンスのオスカー受賞は「番狂わせ」なんかじゃない! 映画『ファーザー』のここが凄い

カルチャー・スポーツ

ネットで話題の「陰謀論チャート」を徹底解説&日本語訳してみた

社会

ロンドン再封鎖15週目。肥満やペットに現れ出したニューノーマル社会の歪み<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

社会

「ケーキの出前」に「高級ブランドのサブスク」も――コロナ禍のなか「進化」する百貨店

政治・経済

「高度外国人材」という言葉に潜む欺瞞と、日本が搾取し依存する圧倒的多数の外国人労働者の実像とは?

社会