FXカリスマブロガー・為替王が語る2017年の投資戦略

トラリピとは、一度発注すると設定した条件で何度も繰り返し発注し続けてくれる自動発注機能。「1円下がるごとに買い、買った価格から1円上がったら売る」といった設定をすると、相場が動くことで効率よく利益を狙うことができるトラリピだが、どう使えば利益を出せるのか。外資系金融機関で資産運用業務の経験もある為替王氏が教えてくれた。

どんなトラリピ設定がオススメ?

為替王氏

為替王氏

 2016年は、イギリスのEU離脱決定ショックにより、ポンドが暴落しました。このような突然急変するリスクが最も小さいと考えられるのは米ドル/円なので、迷ったら米ドル/円でいいと思います。また、トラリピは「スワップ」も大きな収益源になります。スワップ収益も欲張りたいなら、豪ドル/円やNZドル/円もオススメです。  スワップ利回りが現在、最も高いのはトルコリラ/円ですが、新興国ならではの政治リスクなども比較的高いので初心者には積極的にはオススメしませんが、慣れてきたらそのような通貨に分散するのも考えられるでしょう。  トラリピの設定は、自分が用意できる元手資金に左右されます。米ドル/円でトラリピを仕掛けるなら、まずは10円幅、例えば100~110円などでいいかと思いますが、余裕があれば20円幅で95~115円の範囲で設定できればベターだと思います。  購入する通貨数は、基本は1000通貨ずつ。トラリピは仕掛けを分散することにメリットがありますので、10銭間隔で5000通貨仕掛けるよりも、2銭間隔で1000通貨ずつ仕掛けるほうがオススメです。  利益確定幅については、私の過去の検証において、仕掛けの間隔よりも少し伸ばしたほうが成績は向上するケースが多いことがわかっています。仕掛けを50銭間隔で設定するなら、利益確定は55銭や60銭にするのがいいでしょう。
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2017年の相場はどうなりそう?
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