家賃収入:約50万円
保有物件:コンテナ、コインパーキング計9店舗(コンテナ7店舗100室/コインパーキング2店舗)
ランニングコストは借地代と業者への管理費で、売り上げの40%ほどが平均
トランクボックスなどの収納専用スペースを貸し出すことで収益を上げるセルフストレージビジネス。現在、首都圏を中心に計7か所でレンタルコンテナを出店しているストレージ大家ひら氏はその魅力をこう語る。
「何と言っても利回りが高い点です。利回りが25%を超えることもザラ。以前から副業として不動産に投資していたんですが、その延長上として始めたのがこのセルフストレージ投資でした」
ひら氏のレンタルコンテナはすべて業者とのフランチャイズ契約によって出店されたもの。初期投資は、規模にもよるが概ね300万円からだという。
「業者と契約を交わし、コンテナを買い、業者が適地と判断した場所に設置してスタートさせるのが定石です。だからこそ、重要なのは信頼できる業者にめぐり合うことだと思っています」
発展を続けるセルフストレージ業界だが、集客のノウハウはまだ確立されているわけではなく、いわく「集客できない土地をあてがわれて損するオーナーもなかにはいる」という。
「いい噂を聞かない業者があるのも事実です。『月○○万円は稼げます』と謳っておきながらいざ出店したらまるで儲けが出ない、なんて話も聞きます。ただ、そんななかでも不動産にない強みが『コンテナを移動できる』こと。いわば不動産ではなく“動産”なんです。良心的な業者なら、こうしたアフターフォローにも力を入れてくれます」
神奈川県・平塚で運用中のセルフストレージ。車を横付けしやすい立地か否かも重要だとか
では、どのようにして良心的な業者を探し出すのだろうか?
「すでに出店しているオーナーの実体験が聞ければ話は早いですよね。不動産投資全般に言えることですが、これから投資を始める方は独学よりも多くのオーナーが集うコミュニティに入ってしまうのがベターだと思います。今はネットを中心に『大家の会』は数多くあります。いろいろな先輩の話を聞き、成功事例に乗っかる。関係を築いていけば、そのまま業者を紹介してもらう流れになることもあります」
ひら氏は今年からコインパーキング投資にも手を広げているが、これもすでに成功を収めた仲間から業者を紹介してもらってのことだったという。
「すでに6か所で運営している方の成功事例をそのままマネてスタート。3か月ほどで無事に損益分岐点を超えました。株などと違って再現性が高いのが不動産投資の利点。他者の話に素直に耳を貸し、柔軟に対応できることが儲かる大家の鉄則ではないでしょうか」
コインパーキングも日々の手間はほぼなし。現地に足を運ぶことはごく稀
・フランチャイズだからこそ業者命
・いい業者と巡り合うため人脈を作る
・他者の成功事例を参考に出店
【ストレージ大家ひら氏】
プログラマー時代に不動産投資を開始。セルフストレージ投資のほか、新築マンション投資も行う
http://ameblo.jp/hirahira4444/
― (超)片手間でもきる[不動産投資]の神髄 ―