ルノアール、サラリーマン憩いの場の意外な経営戦略
2016.12.17
都内を中心に店舗を展開する喫茶店「喫茶室ルノアール」。
アイスティー1杯が300円台で買える「スターバックス」や「ドトール」と比べると、同じものが500円台後半から600円少々かかるなど割高ではあるが、その分、店内は落ち着いた雰囲気でサービスもよく、平日はビジネスパーソンが商談に使っている光景がよく見られる。
総店舗数は120店舗と、大手チェーン喫茶店と比べれば、ごく少数ながらも存在感を放っているルノアールの経営状態を読み解いて見た。
ルノアール第1の特徴は、何といっても売上総利益(粗利益)率の高さだ。スターバックス(現在は日本法人は上場廃止のため、上場時の最新のデータを使用)、そしてドトールと比較すると、その差は歴然としている。
⇒【資料】はコチラ https://hbol.jp/?attachment_id=120344
もともと、喫茶店業は実質的には利用者への場所貸しとして機能しているといっても過言ではないため、原価の安い飲料を提供しているわけだが、それにしてもルノアールの原価は10%強しかなく、原価率はIT企業と見まごうほど、極めて低い。
⇒【資料】はコチラ https://hbol.jp/?attachment_id=120345
そんなルノアールの営業利益率はさぞかし高いのかと思いきや、そうでもない。スターバックス、ドトールからは大きく水をあけられ、両者の半分ほどしかない。
圧倒的な売上総利益率の高さ
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