英国は本当にEU離脱できるのか? 力を増す英国内の「反Brexit」派

白石和幸

succo via Pixabay(CC0 PublicDomain)

 英国でBrexitをめぐり、それに反対する政財界の著名人の運動が活発化している。

 まずはヴァージングループの創業者リチャード・ブランソン氏がBrexit を葬り去るためにグループを作った。労働党議員で大臣経験者のアラン・ミルバン氏がそのリーダーとして活動している。(参照:「El Diario」)

 元首相のトニー・ブレアー氏も、中道左派を焦点に政治活動を開始すべく活動基盤「OPEN BRAIN」を創設した。その活動の中にはブランソン氏と同様にBrexit に反対する活動も加えている。そして、彼は<Brexit の条件についての国民投票をすべきだ>と主張している。Brexitがもたらす負の影響そしてそのコストを国民が理解すれば英国民の意見は変わると彼は見ている。(参照:「El Mundo」)

 さらに、保守党のジョン・メイジャー元首相もブレアー氏の提案する国民投票の実施を支持することを表明した。(参照:「El Mundo」)

 そして、トニー・ブレアー氏やデイビット・キャメロン氏らと親交があり、パブリックリレーションズに従事しているマッソー・フレッド氏がEUへの復活の為の戦略とキャンペーンの実施を行うことになっているという。(参照「El Diario」)。

 アラン・ミルバン氏とトニー・ブレアー氏のそれぞれの活動において、双方の連携はない。しかし、共通しているのはBrexit に反対し、EUへの復帰を目指していることだ。

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政権内部でも割れる「Brexit」

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