北朝鮮土産の新トレンドとして浮上したあの製品。でも故障時が大変

中野鷹

タブレットやカメラ、テレビ、レノボのノートパソコンなどが売られる平壌空港3階の電気店

 年間130人ほどの日本人が観光入国するという北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)で、今、土産物として人気急上昇中のアイテムがある。
 それは、北朝鮮製(以下、北製)のタブレット端末だ。

 北製タブレットは2012年ごろから登場して、当初の主流は3、4万円クラスが中心だったが、最近では1万5000円くらいからと手頃になってきたことも北土産として買われるようになった理由の1つだ。

⇒【画像】はコチラ http://hbol.jp/?attachment_id=119018

約1万4000円で売られている妙香のサムジョン

 北製のタブレットを製造している北朝鮮企業は3社ほどが確認できており、端末ブランドも4、5種類ほどある。
 2015年春までは、外国人でも北製のスマートフォンを買うことができたが、北のガイドが主張するには2015年夏以降、外国人は北製スマホを買えなくなってしまったようだ。現在でも北製のノートパソコンは買うことはできるも、日本人が案内される電気店では、なぜか売り切れや新製品発売前などの理由で在庫切れのことが多い。北朝鮮のIT機器事情に詳しい研究者によると、北朝鮮は、北製と称するスマホやノートパソコン、タブレット機器が国外へ持ち出され分解されることを嫌がっており、発売当初は外国人にも売っていた端末の販売規制を強化しているという。そのため、現在、外国人が買える主な北製と称するディバイスは、タブレット端末とノートパソコンとなっているのだ。

 果たして北製タブレットとはいかなるものか?筆者は2016年3月に訪朝した日本人にアプローチし、この人物が購入した北製タブレットを見せてもらった。

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実用性は乏しいながらも大ウケする土産
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