自滅か存続か? EUの命運を左右する選挙が5か国で予定されている

白石和幸

EU

illustlated by PeteLinforth via pixabay(CC0 Public Domain)

 今年12月4日のイタリアでの国民投票とオーストリアの大統領やり直し選挙を皮切りに2017年10月まで、欧州連合(EU)が自滅か存続かを問われる投票が5か国で予定されている。2017年3月はオランダの総選挙、5月がフランスの大統領選挙、10月がドイツの総選挙という順になっている。
 先の米国の大統領選挙でグルーバル化と体制派に反対する人たちの支持を受けてトランプ氏が勝利した。その影響がヨーロッパにも波及する可能性がある。グルーバル化の典型であるEUの存在に反対する政党がここ数年ヨーロッパで高い支持を受けているのだ。それは左派政党であったり、極右政党であったりと、国によって異なっている。しかし、共通しているのはユーロからの離脱、或いはEUからの脱退を望んでいることである。

次のページ 
レンツィの命運を賭けたイタリア国民投票
1
2
3
4
4
5
関連記事
6
7