「恥ずかしい映像を先生や友人にばらまくぞ」17歳北アイルランドの少年を自殺へ追い込んだ“セックストーション”の恐怖

岡本泰輔

性的な画像や映像を不特定多数にばらまかれる「セックストーション」が問題化している

 2015年6月。北アイルランドに住むロナン・ヒューズさん(17歳)が銃を使い、自らの命を絶ちました。理由は、恐喝されていたから。ヒューズさんは、出会い系サイトで出会った人に、性的な映像を送り(だまし撮られ)、これをばらまくと恐喝されていました。
 ヒューズさんは、脅されただけにとどまりませんでした。犯人は、ヒューズさんの友人「数名」に実際に「恥ずかしい映像」を送ったのです。実際に友人数名に送ることで、もっとたくさんの人にこれをばらまけるという脅しの手法をとっていたことになります。

 ヒューズさんが受けたような恐喝を「セックストーション」と呼びます。セックストーションという言葉は最近日本でも使われ始めてきました。セックストーションとは、Sex(性的な)とExtortion(脅迫)を組み合わせた、「性的脅迫」を意味する造語です。このセックストーションで使われる画像や動画は、撮られた本人が「世の中に出回っては本当に恥ずかしい」と思うような映像であることが通常です。

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偽アプリをダウンロードさせ、連絡先情報を抜き取る
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