3分で読み解く「レジャー白書2016」パチンコ編 日本最大のレジャー産業の斜陽

いまだレジャー業界では日本最大の市場規模を誇るパチンコであるが、問題も多く抱えている

 パチンコが今もって、日本最大のレジャー産業であることは間違いがない。
 日本生産性本部が発行している「レジャー白書2016」においても、その市場規模はいまだ23兆円を超える。観光・旅行等の気軽なレジャーの参加人数(国内観光旅行5400万人)に比べれば決して多くはないが、それでも参加人口はゴルフの参加人口のピーク時の人数と同等の1080万人である。

 レジャーの多様化、若者のパチンコ離れ、射幸性の向上など、様々な「パチンコ危機」が業界内外から指摘されるなか、実際の業界内部はどのような状態なのだろうか。

 パチンコのピークは1995年である。市場規模は30兆円と言われ、参加人口も2900万人、日本人の4人に1人はパチンコをやっていた。店舗数も全国に18000店舗あり、まさに飛ぶ鳥も落とす勢い。それから20年、市場規模は23%縮小、参加人口に至っては60%以上も減った。店舗数もいまや1万店を切るのは時間の問題だと言われている。産業縮小のスピードは加速していると言っても過言ではない。

 「レジャー白書2016」で指摘された、特に深刻なポイントは、一人当たりの参加回数とその費用である。年間の活動回数は前年22.8回から32.4回に増加。一方で1回あたりの平均費用は前年の3750円から3080円に減少。1人あたりの年間平均費用は9万9800円、前年から1万4600円も上昇したことになる。

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業界の問題点は二つ
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