豪ドミノは今年3月には、自動運転配達ロボットDRUによる配達試験も完了している。熱いピザと冷たい飲み物を別々に保管し、運んでくれる。人が歩くのに近い速度で歩道を移動し、障害物も探知。充電なしに距離約20kmまで走行できる。規制が緩和されれば公道上をさらにスピードアップして移動。現在豪クイーンズランド州交通局と折衝中だ。
ロボットが路上をとことこ配達するのか、それともドローンが空からするするとビザを降ろすのか。近い将来、ピザを注文した顧客はいずれかを選択できるようになるだろう。
<取材・文/沢木サニー祐二 写真・動画提供/写真・動画:Domino’s Pizza Enterprises Ltd>
【沢木サニー祐二】
オージー文化評論家。1965年、茨城県生まれ。国際調停人。大学で心理学を専攻後、講談社に入社。編集者として『週刊少年マガジン』、『科学図書ブルーバックス』などを手がける。94年に退職後、オーストラリアの独立移住ビザを取得、現在までシドニーに在住。現地でカンタス航空機内誌の副編集長を経て、編集プロダクションを運営。月刊誌やガイドブック製作などに携わりながら、移住・資産運用・法務サポートなどを行う。日本経済新聞シドニー支局現地記者(2013-15)、ニューサウスウェールズ州治安判事、オーストラリア全国調停人協会認定調停人、英国仲裁人協会会員。著書に『
「おバカ大国」オーストラリア – だけど幸福度世界1位!日本20位!』 (中公新書ラクレ)、『
潜水艦 Option J いつか浮上へ: 海外に挑もう がんばれ日本ビジネス』(KDP)など