越前敏弥氏
作家、漫画家、ライターほか“机の前に座りっぱなし”な職業は数あれど、その筆頭を行くのが“翻訳家”。ほかの職業なら取材などでちょくちょく表に出ることもあるが、翻訳家とは延々、机の前で原書や辞書と向き合わねばならぬ仕事である。
「翻訳教室の授業などで外出することもありますが、基本的には家仕事。10時間くらい机の前にいる日も珍しくありませんね」と話すのは、大ヒット小説『ダ・ヴィンチ・コード』ほかの訳書で知られる越前敏弥氏。それだけに、机や椅子へのこだわりも深いのでは?
「ところがこの椅子、実は2万円してないんです(笑)。以前は『コンテッサ』というブランドの20万円くらいする椅子を使用していたのですが、ひっくり返った拍子に壊してしまい……。そんなとき、同業者がツイッターで話題にしていたのが、Amazonで売っているこの商品。大して期待はしていなかったのですが、思いのほか座り心地もよく、大正解でした」
同業者口コミ、恐るべしである。
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一見、スッキリ片付いている越前氏のデスクだが、よく見れば謎のアイテムもちらほら。例えば、この透明な円盤は一体……?
「用途不明のアクリル板なんですが、調べ物用の本を開いておくのにちょうどいい重さで、おまけに下の字も読めるので便利です。ペーパーウェイトってなかなか理想のものがないんですが、これは東急ハンズをぶらぶらしているときに、たまたま見つけたんですよ」
椅子やペーパーウェイトなど、こだわりのアイテムに囲まれて。
気に入ったアイテムに囲まれていれば、長時間のデスクワークも俄然、快適なのだ。