ミニマリズムにこだわる人の頭の中こそ整理されていない件

アインシュタインも“散らかった机派”だった

 研究者は言います。 「多くの会社では『キレイな机』がよしとされ、オフィスを片付けるように指示される。そのほうが、作業の効率や創造性が高まると考えているからだ。散らかった環境は人間の心をかき乱し、簡単に決断を下せなくなってしまうというわけだ。しかし、この考え方が正しいという科学的な証拠はない」  ほかにも、過去に十数件を超す実験が行われましたが、いまのところ結果はみな同じ。汚部屋はクリエティブな能力を高め、仕事の効率をあげてくれるようです。  もちろん、ミニマリズムが悪いわけではありません。あくまでライフスタイルのひとつですから、好きな人は続ければいいでしょう。  が、いっぽうで、散らかった部屋には、伝統的な思考を打ち破り、新鮮なアイデアを呼び込むパワーがあります。最後に、アインシュタイン博士の名言を紹介しておきましょう。 「汚い机は頭の中が散らかっている証拠だというなら、空っぽな机は何の証拠になると思う?」 1.Kathleen D. Vohs, et al. “Physical Order Produces Healthy Choices, Generosity, and Conventionality, Whereas Disorder Produces Creativity” 2.Jia (Elke) Liu , et al. “Effects of Messiness on Preferences for Simplicity ” <文/Yu Suzuki 写真/ぱくたそ > 月間100万PVのアンチエイジングブログ「パレオな男」(http://yuchrszk.blogspot.co.id/)管理人。「120歳まで生きること」を目標に、日々健康維持に励んでいる。アンチエイジング、トレーニング、メンタルなど多岐にわたり高度な知見を発信している。NASM®公認パーソナルトレーナー。あまりに不摂生な暮らしのせいで体を壊し、一念発起で13キロのダイエットに成功。その勢いでアンチエイジングにのめり込む。
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