ポケモンGOとCIA。なぜそんな陰謀論が飛び出たかというと、ひとつのベンチャー・キャピタルの名前が浮かび上がる。
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katehon.com」の記事によると、ポケモンGOを開発したNiantic社は、以前「In-Q-Tel」というベンチャー・キャピタルから出資を受けた人物、John Hankeによって設立された会社なのだが、この「In-Q-Tel」、CIA直下に属する資金運用部門なのだ。
CIAがなぜ、ポケモンGOに興味を持つのか。陰謀論者にとって、その理由は簡単だ。ポケモンGOは、スマートフォンの位置情報をリアルタイムで取得できるからだ。
ポケモンGOを開発・販売したNiantic社は、「Ingress」という大ヒットゲームを出したことでも知られている。IngressもポケモンGOとよく似たシステムで、現実の世界にある「ポータル」という目印を制圧し、陣地を作成していくゲーム。こちらも、ユーザーの位置情報をリアルタイムに取得している。
この位置情報は他のユーザーも閲覧できるため、自分の居場所を公開しているということになる。また、Google+との連携機能もあるため、うっかりリンクを有効にしておくと、本名や顔写真、現住所などを登録していると、個人情報がダダ漏れになってしまう可能性があるとして、CIA云々はさておき、個人情報の点から危険性を指摘する声は少なくなかった。
ポケモンGOにおいても、Ingressと同じような危険性があると考えられる。ポケモンをゲットした日時や場所の情報を公開してしまうと、そこからユーザーの行動範囲などが割り出されるかもしれない。