クラウドファンディングで成功するには策が必要!?

みこくり

アダルト専門クラウドファンディングサービス「みこくり」のHP

 ネットを通じて不特定多数の人たちから少額資金を募るクラウドファンディング(CF)。数年前から人気を呼び、今では国内での市場規模は10億円程度にも上るという。CFに詳しいシン・ファンドレイジングパートナーズ代表の河内山信一氏が、現状を解説する。

「日本に導入された当初は社会貢献的な資金調達プロジェクトが主流でしたが、最近はそれに加えてベンチャーのスタートアップや商品開発などにも活用されています。今後はさまざまなジャンルに特化したCFサービス業者が参入して、規模も拡大していくでしょうね」

 その言葉通り、CFを活用するジャンルは日々多彩になっている。最近ではなんと、アダルト業界にまで波及。日本唯一のアダルト専門CFサイト「みこくり!」が登場した。

 他方、ライターの檀原照和氏は風変わりなプロジェクトをプレゼンして資金調達に成功した経験を持つ。「北海道で昔の文豪のように長期逗留して新作を書きたい」という目的の元、取材や執筆にかかる経費ではなく、滞在中の生活費を得るための資金を募ったのだ。

「海外ではこのような資金をCFで募ることは当たり前に行われていますからね。ただ、実際にお金が集まるかはやってみるまでわかりませんでした」(檀原氏)

 目標額は18万円。結果としてスタートから数日で9万5000円が集まり、期限まで1週間を残して目標額以上の22万1500円を得た。ただ、その裏ではユーストリームで告知をしたり、知人の会社でプレゼンするなどの努力もしていたという。また、CFではある程度の額が集まると「これは達成できそうだな」という心理が働き、そこから急に出資者が増える傾向があるとか。そこで同時期にプロジェクトを進めていた友人と支援し合い、お互いのサイト上の支援者数と支援総額をプラスにすることで資金を集めやすくする演出も仕掛けたそうだ。

「資金調達の成功率は6割程度と言われていますし、CFを活用すれば簡単に資金を調達できるわけではない。新しいソリューションやサービスの創造といったストーリー性のある魅力的なプロジェクトを提示することが前提だし、資金を募っていることを知らしめるための策も必要」(河内山氏)

 アイデア次第では勝機ありか?

<取材・文/HBO取材班 取材協力/シン・ファンドレイジングパートナーズ(http://www.shinfundraising.co.jp/)>


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