自民党丸山発言と2004年のオバマ演説に見る「政治家たる資質」の差

参院インターネット審議中継より

 自民党の丸山和也参議院議員が17日に開催された憲法審査会で「今アメリカは黒人が大統領なってるんですよ。黒人の血を引くね。これは奴隷ですよ」「日本がアメリカの第51番目の州になることについて憲法上、どのような問題があるのか」などと発言した問題は、当然の事ながら、各方面からの非難を生んだ。その結果、丸山議員は、発言について謝罪したものの、「発言に人種差別的な意図はなく、人種差別を乗り越えた米国の偉大さに言及しようとするものだった」と説明しているという。

(「丸山和也議員、オバマ大統領についての『黒人奴隷』発言を謝罪」, CNN日本版, 2016年2月19日)

 丸山議員は、米国の偉大さを称揚したそうな。

 どの口が。。。という一言はぐっと我慢した上で、丸山議員のお好きな「人種差別を乗り越えた米国の偉大さ」を実感するためにも、丸山議員の発言の全文書き起こしと、バラク・オバマが全米での知名度を獲得した2004年民主党党大会における基調演説の全文書き起こしを並べてみよう。

 なお、丸山議員の発言は、参議院インターネット中継内の2月17日憲法審査会の動画を元に、書き起こした。

 オバマ演説については、C-SpanがYoutubeに公開した“C-SPAN: Barack Obama Speech at 2004 DNC Convention”を視聴し原文を確認しつつ一度英語で文字起こしし、その後、日本語に翻訳した。

 少々長くなるが、併読すれば何が問題なのか、自ずと明らかになるであろう。

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