出版業、2015年の倒産件数は38件。2年連続で倒産増

photo by DariuszSankowski on Pixbay( CC0 Public Domain)

全産業の倒産件数が減る中、出版業は倒産増


 活字離れやデジタルデバイスの普及に伴うメディアの多様化などを背景に、2015年の出版物の販売額が11年連続で前年を割り込む(1兆5220億円(前年比5.3%減、出版科学研究所調べ)など、苦境に立たされている「出版業」の倒産状況について、2月3日、東京商工リサーチが特別企画としてリポートを発表した。

 発表によれば、2015年の出版業の倒産は38件で2014年より3件増加となった。1996年以降の20年間では4番目に少ない件数だというが、2013年に続き2年連続の増加となる。

 日本経済全体で言えば、2015年の全産業の倒産件数は8812件と7年連続で減少しているが、それとは対象的な結果となった。

 原因別でみると、最多は「販売不振」の26件(構成比68.4%)。次いで、「既往のシワ寄せ(赤字累積)」6件(同15.7%)、「他社倒産の余波」4件(同10.5%)と続く。

 2015年の全産業の倒8812件のうち「販売不振」は5959件(同67.6%)であり、出版業の「販売不振」を原因とした倒産は構成比率で全産業の平均を上回ったことになる。また、「既往のシワ寄せ」が前年と比較し6倍へ急増。慢性的な業績不振による赤字経営で行き詰まった企業が目立つ。他業界と比較して、出版業は不況型倒産の比率が84.2%と高く(全産業比率81.1%)、苦境に喘ぐ業界の姿を反映した格好となった。

次ページ出版業は今後一層淘汰の嵐に飲み込まれる


※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社扶桑社は一切の責任を負いません

イエレンFRB議長の発言に注目

昨日のドル円は、100.405円で取引を開始した後、東京市場においては、ゴトー日(5・10日)の仲値公示を控えて円売り・ドル買いが先行しました。前日のNYタイムにつけた高値である100.61円近辺を上抜けられないことが確認されると、100.39円近辺まで下落しました。欧州市場に入ると、欧州… [続きを読む]