静かなブーム 利回り20%の「物置投資」のカラクリ

不動産投資の「お金も労力もハンパない」というイメージに引きずられ、一歩を踏み出せずにいるサラリーマンも多かろう。だが実際、本業は会社員でありながら投資を成功させ、専業大家に転身する人も少なくない。今回は不動産投資を成功させる極意を実例から学ぶ。

実質利回り20%超が実現可能!


 国道沿いなどで「コンテナ収納」の看板を見かけたことはないだろうか。家の中の不要な物や、事務所の備品などを保管できる“物置”のレンタルサービスだ。1部上場企業に勤める千葉涼太さんは、コンテナを中心とした物置投資で賃料収入を得ている。

「大企業でも安泰とは言えない時代。僕はライバルに勝るほど有能でもありません。いずれ淘汰されるのではないかという不安の中、本業以外にもうひとつ収入の柱を持っておく必要性を感じました。その手段として不動産投資に行き着き、雑誌で物置投資の存在を知って『これだ!』と思ったんです」

 物置投資に注目したワケは?

「収益性の高さが魅力でした。一般的な物置投資の利回りは20%前後。これは賃料収入を基準にした表面利回りではなく、諸々の経費を差し引いた実質利回りです。雑誌で見た物置投資家は30%の高利回りを叩き出していました」

 物置投資は、土地を探し(購入するか借りるか)、物置を購入して置き、借りたい人を探すという仕組み。千葉さんが中心に投資するコンテナは1つ70万円前後。1現場3~4つ置くため、付帯費含め合計300万円程度かかる。

「物置投資は専門の運営業者に依頼して行うのが基本。何のノウハウもない状態で一から自分でやるのは難しいですからね。業者に依頼すれば土地探しや利用者募集、契約、運営まですべてやってもらえます。僕もそうしました」

 地元で目にしていたコンテナの運営業者に依頼。’11年1月に1号目となるコンテナを購入していざスタート。’12年3月には2号目のコンテナを購入している。

「どちらも共同出資の形で1号は約200万円、2号は170万円を投じました。ともに1年後、稼働率が80%に達し、利回りは17~18%に」

 その後は単独で投資を実行。インターネットなどを使って自身でも土地探しを行い、一方で融資も引いてコンテナを増やしていったという。

「物置投資は今人気が高く、業者任せだとなかなか土地を紹介してもらえません。スピードを重視するなら土地探しに取り組むべきでしょう」

 こうして約5年のうちに8つのコンテナと、1つのトランクルームを手に入れ、現在月38万円の賃料収入を得ている。全物置トータルの満室想定平均利回りは26%超だ。

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