人気の「ヨドバシ.com」、amazon、楽天と徹底比較してみた

ヨドバシ01 ヨドバシカメラが運営する「ヨドバシ.com」(以降、ヨドバシ)は、業界最大手のアマゾンに売上高こそ大幅な開きはあるものの、消費者からは同等もしくはそれ以上の評価を得ている。

 7月29日、サービス産業生産性協議会が発表したJCSI(日本版顧客満足度指数)調査によると、ヨドバシが他の通販サイトを大きく引き離し、2年連続となる顧客満足度1位を獲得したことからも、そのことは明らかであろう。

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 ヨドバシ猛追の理由は、家電量販店を苦しめる「ショールーミング」(実店舗では商品を確認するだけで、購入はネットで最安値店を見つけて買うこと)をヨドバシ・ドット・コムに還流させる巧みな販売戦略など諸説あるが、それだけではない。

 そこで、今回はいわゆる2大ネット通販サイトといわれるアマゾン、楽天とヨドバシを比較してみた。

ヨドバシ、アマゾン、楽天の実質負担金額を比較する


●比較その1「本体価格」

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本体価格 まずは、本体価格で最安値の商品を比較してみる。ヨドバシの最も得意とする家電と一般的に需要が高いと思われる飲料の2つで比較してみたが、ヨドバシは家電、飲料ともに最も値段が高いのがわかる。

●比較その2「ポイント還元率」

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ヨドバシ05 次に、ポイント還元率で比較する。アマゾンは、商品によっては20%ものポイントサービスがあるが、対象となる商品が少ない。偶然に頼らざるを得ない部分が大きいが、どうしてもポイント対象商品を探したいなら、画面下にある「Amazonポイント」をクリックすると、ポイントキャンペーンで特集されている商品を見ることができる。楽天は、どこのお店で購入しても、一律1%のポイント還元がある。一方、ヨドバシカメラは現金の場合は商品ページに表示のある還元率(概ね10%。書籍は3%)、ヨドバシカメラのゴールドポイントカードプラスを使えば通常時の還元率+1%位(概ね11%)、書籍は10%還元になる。ポイント還元率でいえば格段にお得だと言える。

●比較その3「カード利用特典」

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ヨドバシ06 カード利用時のポイント特典を比較してみる。まず、通常カードの年会費は、3サイトともに無料だ。ヨドバシ、楽天ともに1%という還元率(ヨドバシは通常ポイントに+1%)のなか、アマゾンは1.5〜2%の高還元率を誇り、数字を見る限りではアマゾンに魅力を感じてしまうが、ここに思わぬ落とし穴がある。

 まず、通常カードの年会費は無料だが、アマゾンの場合「毎年利用すれば」という条件がある。さらに、カード利用時のポイントは、アマゾン利用時のポイントとは別で、貯まったポイントはギフト券にしか交換ができない。さらに、表には書いていないが、ゴールドカードに契約すると、空港ラウンジの利用が可能となる。しかしこれは、楽天のプレミアムカードで利用できるラウンジとはまったくの別物で、実際に行ってみると、あまりに質素なラウンジを前に、とても寂しい気持ちになる。

●比較その4「配送」

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配送 ヨドバシの場合、配送は指定方法に関わらず無料になる。一方、アマゾンは通常便こそ無料だが、日時を指定すると多少の料金がかかる。プライム会員になると、こういった料金もかからないが、3900円の年会費が必要だ。楽天は、ショップにより異なるが、少額の商品は有料、高額商品は無料としている場合が多い。

●実質負担金額

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実質負担金額 本体価格では、アマゾンや楽天に比べて、やや高いヨドバシ。しかし、発送料やポイントなどを考慮すると、最終的な負担金額はほぼ横並びと言っていいだろう。

それでもヨドバシが消費者に選ばれる理由


 ここまで見てきた通り、ヨドバシに価格的な面での優位点はほとんどない。それどころか、品揃え(楽天2億点、アマゾン5000万点 ヨドバシ370万点)を考えれば、圧倒的に不利だと感じられる。

 しかし、それでも現在、消費者に選ばれる理由は何なのだろうか?

 TradeSafe社がネットユーザーに実施した「買い物する時に重視することは」という意識調査において、「価格の許容性」(64.7%)よりも「サイトの信頼性」(66.4%)を重視する人が多いという結果が出ている。価格だけでなく、信頼性も消費者に選ばれるためには、大事な要素なのだ。

 だがネット上を見てみると、アマゾンはプライム会員やポイント制度などの「システムの不透明さ」、楽天はモールゆえの弱点である「粗悪店舗の存在」といったネガティブな意見が話題になっている。これは、実店舗で築き上げたブランド力を持ち、都内なら注文から6時間以内も可能だという「配送の速さ」が称賛されているヨドバシとは、対照的な反応だ。

 また、冒頭でヨドバシが2年連続となる顧客満足度1位を獲得したことを書いたが、実は2014年の調査では、アマゾンとヨドバシは同率1位だった。

ヨドバシ09 相対的に値段は高くても、裏表なく良質なサービスを提供するヨドバシに、消費者は好感を抱いているといえる。

 商品数の少なさが弱点となっているヨドバシだが、2016年には1000万点の取り扱いを目標としているという。ヨドバシが2強に食い込む日も、そう遠くないのかもしれない。<文・図版/HBO編集部>


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