「板書が苦手、集中力が続かない」子どもが急増。原因は「目の使い方」

視力 今、子供の目に異変が起きている。1点目が視力の低下、もう1点が「正しく目を使って、思考できていない」という点だ。視力の低下については、文部科学省が発表した学校保健統計調査(平成25年度版)によると、“裸眼視力1.0未満”の小学生は、約30%の割合で、25年前からは10%も増加、小学生の視力が確実に落ち続けている。ゲーム機器、スマートフォンの普及により、小さなころから目を酷使しすぎていることが原因の一つとして考えられる。  さらに問題は、視力の低下だけではない。現代の生活環境の変化から、「本来育たなければならない目の発達に遅れが生じている」のだ。例えばTVゲームの普及や外で遊ぶ機会・環境が一昔前から激減したなどがその主な理由である。  またこどもだけの問題ではない。大人も正しく目が使えていない人が増えている。「視野が狭い」とは昔からよく言ったものだが、その言葉の通り、本当に視界が狭くなっているのだ。 ・集中力が持続しない ・活字を読むのが苦手になった ・肩こりや頭痛がひどい ・人によくぶつかるようになった  これらの問題を感じているのなら、目が正しく使えていない可能性が高いという。では、どのようにして解決できるのだろうか?

目と心を鍛える「イプラスジム」~狭くなった視野を広げ、集中力アップ!~

イプラスジム

目の学校、「イプラスジム」でのトレーニング風景

 それらの問題を解決できる学校が今話題になっている。日本各地16店舗を展開、七田チャイルドアカデミーグループの「イプラスジム」だ。(※内小学生が対象の「目の学校」の店舗は35店舗)。元読売ジャイアンツの小久保選手も、現役時代にイプラスジムに通いトレーニングを受けたことで、華々しい成績を収めた。ここでは、目を正しく使えるようになるだけではなく、さらに能力開発まで期待できるそうだ。  目は脳と唯一直結している器官だ。視野が5度広がるだけで、脳の処理能力は2倍になるといわれている。目に問題を感じている人は、視野が狭くなっている傾向にあり、目で得た情報が、脳へスムーズに伝達されていないことが多いという。そこの問題が解決されれば、集中力、処理能力が飛躍的にアップし、ビジネスシーンでも大いに役立つようになるという。  全店舗で行っている、中学生以上を対象としたコースでは、メンタル・ビジョンの2つのトレーニングを中心としたプログラムにブレイントレーニング(脳のエクササイズを目的とした取り組み)を加えた総合的な内容で構成されている。ビジョントレーニングではすばやく正確眼球運動コントロールや瞬時に焦点を合わせる取り組みなどで動体視力や情報収集能力を鍛える他、タッチパネルなどで視野を広げたりなど、80分ほどトレーニングを行う。  イプラスジムの月謝は1万6000円(入会金2万円)。あなたの近くにいるできるビジネスパーソンは目が違うのかもしれない。 <取材・文/HBO取材班>
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