話題沸騰の「お嬢様聖水」。男性からの問い合わせ殺到に販売元も困惑

 4月1日に販売されるや否やネットで大反響となっている飲料がある。
電車内の広告

電車内の広告も目を引く

 それは、三重県鈴鹿市にあるリバランドが発売した「お嬢様聖水」である。  リバランドといえば、女性の間ではすでに知られた存在であり、いまや中国でも大ヒット商品になっている酵素ドリンク「お嬢様酵素」を販売している会社。それ故、女性の間で反響があるのは想像が付くが、今回ネットで話題にしているのはむしろ男性である。  大反響となっているのは主にそのネーミングゆえ。黄金色で泡立つ液体、さらに「お嬢様」と「聖水」となると、いろいろな想像をする殿方も多いようであるが、果たしてなぜそのようなネーミングになったのか?  リバランドの「執事」である広報担当の方(男性)に話を聞いてみた。 「おかげさまで『お嬢様聖水』も多くの方からお問い合わせとご注文を頂いております。ただ、そのほとんどが男性のお客様からなのはこちらとしては若干当惑しております。『お嬢様聖水』自体は私どもが創業以来8年間培ってきた『お嬢様酵素』などのお嬢様シリーズの最新作として、女性のために身体が求める117種類の自然の恵みを凝縮して作られたもので、いわば『お嬢様酵素』のエナジードリンク版といえるものなのです。そのため、“現代の女性にとって聖水のような存在たれ”ということで、私がネーミング致しました。そのため、インターネットで話題になっているのは存じ上げておりますが、ありがたい反面、少々当惑しているのもまた事実です」  見事にインターネットにおけるバズマーケティングに成功した「お嬢様聖水」であるが、あくまでもあのネーミングは「女性のための聖水」をイメージしたのであって、狙ったわけではないという。  主力商品の「お嬢様酵素」は、販売開始から3年弱で累計売上本数90万本を突破し(2014年4月データ)、中国で「酵素ブーム」の火付け役にもなっているほか、イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリアなど世界各国から注文の声があるという。  この先、「お嬢様聖水」も世界各国で大ヒット商品となっていくのか、注目したいところである。 <取材・文/HBO取材班>  
バナー 日本を壊した安倍政権
新着記事

ハーバービジネスオンライン編集部からのお知らせ

政治・経済

コロナ禍でむしろ沁みる「全員悪人」の祭典。映画『ジェントルメン』の魅力

カルチャー・スポーツ

頻発する「検索汚染」とキーワードによる検索の限界

社会

ロンドン再封鎖16週目。最終回・英国社会は「新たな段階」に。<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

国際

仮想通貨は“仮想”な存在なのか? 拡大する現実世界への影響

政治・経済

漫画『進撃の巨人』で政治のエッセンスを。 良質なエンターテイメントは「政治離れ」の処方箋

カルチャー・スポーツ

上司の「応援」なんて部下には響かない!? 今すぐ職場に導入するべきモチベーションアップの方法

社会

64bitへのWindowsの流れ。そして、32bit版Windowsの終焉

社会

再び訪れる「就職氷河期」。縁故優遇政権を終わらせるのは今

政治・経済

微表情研究の世界的権威に聞いた、AI表情分析技術の展望

社会

PDFの生みの親、チャールズ・ゲシキ氏死去。その技術と歴史を振り返る

社会

新年度で登場した「どうしてもソリが合わない同僚」と付き合う方法

社会

マンガでわかる「ウイルスの変異」ってなに?

社会

アンソニー・ホプキンスのオスカー受賞は「番狂わせ」なんかじゃない! 映画『ファーザー』のここが凄い

カルチャー・スポーツ

ネットで話題の「陰謀論チャート」を徹底解説&日本語訳してみた

社会

ロンドン再封鎖15週目。肥満やペットに現れ出したニューノーマル社会の歪み<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

社会

「ケーキの出前」に「高級ブランドのサブスク」も――コロナ禍のなか「進化」する百貨店

政治・経済

「高度外国人材」という言葉に潜む欺瞞と、日本が搾取し依存する圧倒的多数の外国人労働者の実像とは?

社会