Uber Eatsで缶チューハイを注文する”パリピ系”コロナ患者に医療関係者が絶句

ザ「夜の街」な歌舞伎町

Ryuji / PIXTA(ピクスタ)

増える東京の感染者。看護師が呆れて話す現場の状況

 連日200人超の新型コロナウイルス感染者を出している東京。  ある大学病院のコロナ病棟担当の20代女性看護師は「うちの病院でも東京都の要請を受けてコロナ病棟を設置し、20床を確保しました。現在、半数の10床が埋まっています。一時期はコロナ入院ゼロになったのですが、再び増え始めています」と緊迫した状況になりつつあると話す。  さらに、「報道では“夜の街”関連の患者が多いと言われていますが、うちの病院でも実際にパリピ系20代が8割を占めています。いずれも不要不急の外出を控える要請を無視して、夜の街に繰り出していた人たちです」と呆れた顔つきで明かす。  確かに、報道ではなぜか他の感染経路が多いにも関わらず、通勤などの危険性よりも、夜間営業の飲食店など、いわゆる“夜の街”関連の感染者が多いと強調されている。そこには「感染するのは夜の街で働いたり遊んだりする若者」を悪者に仕立て上げているような意図を感じざるを得ないのだが、やはり見た目にはでな水商売系などの若者が目立つのは致し方ないことなのか、彼らを収容する都内の医療現場からは悲鳴が上がっているようだ。

コロナ病棟に「Uber Eatsが来ています」という連絡が!

 コロナは誰でも感染してしまうリスクがある。感染したこと自体は罪ではないし、責められることでもない。しかし、不要不急の外出を繰り返した結果の感染であれば、病院で狼藉を働いているとなれば話は異なる。  前出の看護師は、20代パリピ系のコロナ患者たちは反省しておとなしくなるどころか、病院でもとんでもない騒ぎを起こしていると告発する。 「信じられないかもしれませんが、Uber Eatsで缶チューハイを注文したコロナ患者がいるんです。入院患者の中には、たまにアルコールを持ち込む人がいて、騒ぎになることもありますが、今回はコロナ患者ですよ。しかも、病院に配達させるなんて前代未聞です。病院来訪者は守衛室を通らなければいけないのですが、守衛さんから『Uber Eatsが来ています』と連絡が入った時は、耳を疑いました」
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「ふようふきゅうってなに?」
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