数千円から億り人も!? 仮想通貨 禁断のハイレバトレード入門

高城泰氏

仮想通貨の入門書『ヤバイお金』著者・高城泰氏がハイレバの強みを紹介する

 値動きが激しいことで知られる仮想通貨市場だが、現在も勝ち残ってるトレーダーの多くは、ハイレバを上手に活用している。高いリスクと背中合わせながら、もぎ取れるのは大きな果実。その極意を総力特集で紹介しよう!

リスク管理さえできれば資産形成の大きな味方になる

 爆上げに沸いた’17年の仮想通貨市場は、「持っているだけでおカネが増える」実にイージーな相場だった。ところが今年に入り、状況は一変。相次ぐ暴落が起き、“ガチホ民”にとっては厳しい年となった。だが、そんな逆境をものともせず、勝ち組トレーダーは“居場所”を変えて稼ぎ続けている。 「昨年12月に220万円というオールタイムハイ(過去最高値)をつけたビットコインでしたが、’18年に入ると大暴落。それを見計らったように、株やFXのトレーダーたちが仮想通貨マーケットにも顔を出しはじめました。中には1日で数千万円を超える収益を叩き出すトレーダーも登場。そして、彼らの主戦場が“ハイレバ”取引所であり、仮想通貨トレードをする上でその存在を無視することはできなくなっています」  そう語るのは、ビットコイン関連の書籍を手がける金融ライターの高城泰氏だ。  爆益を出す彼らの手法も気になるところだが、そもそも“ハイレバ”とは?
《レバレッジの基本的な仕組み》

《レバレッジの基本的な仕組み》少ない資金でも一攫千金を狙えるハイレバレッジ投資。リターンも大きいが、油断していると大きな損失を被る諸刃の剣だ。国内取引所の多くは追証があるので要注意!

「ハイ・レバレッジの略です。まず、自己資金を担保にして、その何倍もの金額を扱えるのがレバレッジ。その中でも特に高い倍率をハイレバと呼びます。何倍以上から、という定義はありませんが、値動きの激しい仮想通貨では10倍でも十分ハイレバと言える」  当たればリターンが大きいが、当然リスクも大きい。中には多額の借金を抱え人生終了という話も耳にする。 「損切りできずに損失を膨らませるのが一番ダメ。急落時にサーバが落ちて注文が通らないリスクもあります。追証がある取引所を避け、負けてもゼロカット(証拠金がゼロになって終了)で済むようにしたり、損切りを徹底すればリスクは限定されます。とはいえ、これが難しいのですが……」  危険と隣り合わせのハイレバは、適切な損切りをしないと命取りになる。 「少ない資産を効率よく増やせる。これがハイレバトレードの醍醐味でしょう。数千円の元手から始め、億り人になった猛者もいます」  ハイレバは上手に使えば資産形成におおいに役立つ。まずは取引所から見ていこう。
次のページ
勝ち組が使うハイレバ取引所
1
2
3
バナー 日本を壊した安倍政権
新着記事

ハーバービジネスオンライン編集部からのお知らせ

政治・経済

コロナ禍でむしろ沁みる「全員悪人」の祭典。映画『ジェントルメン』の魅力

カルチャー・スポーツ

頻発する「検索汚染」とキーワードによる検索の限界

社会

ロンドン再封鎖16週目。最終回・英国社会は「新たな段階」に。<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

国際

仮想通貨は“仮想”な存在なのか? 拡大する現実世界への影響

政治・経済

漫画『進撃の巨人』で政治のエッセンスを。 良質なエンターテイメントは「政治離れ」の処方箋

カルチャー・スポーツ

上司の「応援」なんて部下には響かない!? 今すぐ職場に導入するべきモチベーションアップの方法

社会

64bitへのWindowsの流れ。そして、32bit版Windowsの終焉

社会

再び訪れる「就職氷河期」。縁故優遇政権を終わらせるのは今

政治・経済

微表情研究の世界的権威に聞いた、AI表情分析技術の展望

社会

PDFの生みの親、チャールズ・ゲシキ氏死去。その技術と歴史を振り返る

社会

新年度で登場した「どうしてもソリが合わない同僚」と付き合う方法

社会

マンガでわかる「ウイルスの変異」ってなに?

社会

アンソニー・ホプキンスのオスカー受賞は「番狂わせ」なんかじゃない! 映画『ファーザー』のここが凄い

カルチャー・スポーツ

ネットで話題の「陰謀論チャート」を徹底解説&日本語訳してみた

社会

ロンドン再封鎖15週目。肥満やペットに現れ出したニューノーマル社会の歪み<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

社会

「ケーキの出前」に「高級ブランドのサブスク」も――コロナ禍のなか「進化」する百貨店

政治・経済

「高度外国人材」という言葉に潜む欺瞞と、日本が搾取し依存する圧倒的多数の外国人労働者の実像とは?

社会