一日で収益1億円も可能!? 激荒ポンド相場で勝つために知っておきたいテクニカル3選

 難航していた交渉だが、「8週間以内に合意は可能」と交渉担当者が明かすなど、進展が見られる。
《投機筋の買い戻しで上昇か》

《投機筋の買い戻しで上昇か》IMMは先物やオプションを取り扱い、FX市場のリスク移動手段として機能。現在は売りのポジションが膨らみ、反発が予想される

「11月半ば開催のEU臨時首脳会合までに交渉が妥結しないと、EU諸国の批准手続きが間に合わない。焦りもあってか8月以降、英国の交渉担当者や首脳クラスから合意に前向きな発言が相次いでいます。ハードブレグジットを軸に、最大の争点・アイルランドとの国境問題は移行期間に解決、EUへの“手切れ金”貿易交渉の内容次第という条件で合意するのでは」(同氏)

英国EU離脱最終局面に儲けのチャンス!

 気になるのは市場の反応だ。西原氏は、トレード前に必ずアメリカのシカゴにある国際金融市場のIMMで、大口のポジションを確認することを勧める。 「IMMを見れば市場は悲観的で、最悪のケースである合意なきブレグジットを織り込み、大口のポジションはポンド売りが拡大中です。合意のニュースが出れば買い戻しが発生し、急騰しやすい環境が整っているといえるでしょう」  まさに一昨年を彷彿とさせる為替変動が起き、トレーダーには儲けのチャンス到来。ただ、どうタイミングを摑み、ターゲットとなる価格を見極めるかが重要となる。 「ポンドで大切なのが200週移動平均線(200週線)です。ポンドは200週線を節目として動きやすい傾向があり、ソフト寄りのハードで合意すればポンド/円は200週線がある151円付近を目指すのでは」(松崎氏)
《200週線の節目をターゲットに》

《200週線の節目をターゲットに》200週移動平均線がサポレジとなって値動きが反転したり、上抜け、下抜け後にトレンドが加速したりと傾向が見られるポンドにとって200週線は強力な節目。トレード前に200週線の位置を必ず確認しておこう

 合意を見込んだ中期でのポンド買いで、爆益を狙うのもありだ。
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動きだすと止まらないポンドは『損小利大』狙いで
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