あの東大院生FXトレーダーが仮想通貨でも勝ち続けていた! その手法と戦略とは?

 昨年の仮想通貨バブルで多数の億り人が誕生したが、1月以降の低迷相場で仮想通貨トレーダーも意気消沈。今なお生き残っている投資家は、いかにして稼いでいるのか? リーマン・ショックなど数々の金融危機を乗り越えてきた為替トレーダーや、仮想通貨と為替を操る二刀流トレーダーも交え、最強投資家たちが大激突!

FXでも仮想通貨でもポジション情報から値動きを予測せよ!

「仮想通貨にも注目しています。アルトコインやICO(新規公開されるコイン)の中にも技術的に有望なものがあるので、中長期的な値上がりに期待して買っているコインもあります」

 そう解説するのは、専業トレーダーの田畑昇人氏。ベストセラーとなった著書『東大院生が考えたスマートフォンFX』のタイトルからもわかるように、本来の主戦場はFXだったはず。いつから仮想通貨投資家に?

「始めたのは’17年から。ただ、今年の為替はドルが軸で自分にはやりにくい相場なので、仮想通貨で運用する比率が高まってます。仮想通貨は『GOX』(取引所への不正アクセス)が怖いので利益が一定額に達するごとに引き出していますけど」

 田畑氏の仮想通貨投資法は、FXトレードと共通する面が多い。

「為替であれ仮想通貨であれ、市場の真理は変わりません。それはポジションが偏ったときに大きな動きが発生するということ。今年4月から5月にかけてユーロが急落しましたが、為替市場の売買状況を示す指標であるIMM(シカゴの通貨先物市場)ポジションはユーロ買いに偏っていました」

オアンダのオーダー情報

オアンダのオーダー情報で1.3480付近に入っていた大きなストップをターゲットにしてショートを入れたところ、目論見通りに英ポンドは下落し利益確定。大口のストップはターゲットとされやすいのだ

オーダー情報から急落を察知して利益100Pips!

オーダー情報から急落を察知して利益100Pips! 

 すでに市場参加者の多くがユーロを買っていたら、さらに買われて上がる可能性は少ない。むしろ買い手の決済でユーロ売りが進み、下落する可能性のほうが高いと考えるのが妥当だ。「EUでは4月以降、イタリアの政局が混乱したことを受けてユーロ/ドルが1.24から1.15まで1000pips近く下げました。ポジションが大きく偏った状態で、何か材料が出ると大きな動きになりやすいんです。この偏りを利用してうまくトレードできたのが、5月の英ポンド急落でした」

 5月上旬、英ポンドでは膨らんでいた買いポジションの解消、つまり英ポンド売りが進んでいた。

「日足で見ても下落トレンドでしたし、『オアンダ』を見ると、下には大きなストップ(逆指値)も見えていました」

 オアンダはグローバル展開する大FX会社。ここを利用する投資家が入れている指値、逆指値のオーダーはホームページで公開されている。

「注目するのは大きなストップの入ったレートです。為替市場は『ゼロサムゲーム』。誰かの損失が別の誰かの利益になります。『誰を損させて儲けるか』と考えたとき、大きなストップはターゲットになりやすい。このときは100pipsほど下に大きなストップが見えていたので、これを狩りにいくだろうと考えて、ショートで入りました」

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仮想通貨は時価総額に注目

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東大院生が考えたスマートフォンFX

9か月で50万円を1000万円にした3つの武器

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