韓国でアイドルデビューした日本のAV女優、「K-POPを舐めるな」と日韓で大炎上

 3月21日、韓国のソウル市で異色ガールズグループ「ハニーポップコーン」がお披露目された。メンバーは三上悠亜、桜もこ、松田美子の3人。三人全員が現役で活躍するAV女優だ。  デビュー曲「Bibidi Babidi Boo(ビビディ・バビディ・ブー)」のミュージックビデオも公開され、当日のお披露目イベントの様子はネットメディアや韓国各紙に大きく取り上げられた。  しかし、デビュー前から彼女たちに対する反応は芳しくない。これまでに、度々話題となっているのは、ネガティブなものが目立つ。それはアウェーの地-韓国だけではなく、ホームであるはずの日本国内においてもだ。  なぜ彼女たちはこんなにも嫌われているのか。  韓国デビューを控えた3月初旬。韓国の大統領府が設置した「国民請願」サービスに、「ハニーポップコーン」のデビューを反対する請願がなされた。 「日本の成人ビデオ(AV)女優の韓国アイドルデビューを反対します」と題された書き込みには、これまでに4万4千人が賛同した。  ほかにも、メンバーがデビュー前に開設したツイッターに、肌を露出した写真などをアップしたことから大炎上に発展するなど、デビュー前から逆風にさらされていた彼女たち。  韓国では、ポルノやAV映像物の制作、流通は法律的に禁じられている。  つまり、韓国にAV女優(俳優も然り)は存在しない。現役AV女優として日本で活躍する彼女たちを、韓国の芸能界がどう扱えばいいのかわからない、というのが本音だろう。  曲をゴリ押しするにしても、10代の若者相手では性への興味を助長させ、いずれは彼女らが出演するAVの違法視聴などにつながるのではとの懸念も広がる。前職ならばまだしも、現役となれば話は別。  アイドル市場を盛り上げる若年層に勧めることは、少なからずリスクを伴う。その扱いにくさは言わずもがな、である。  さらにはその職業さながら、韓流アイドルの性商品化への転換も懸念されている。今までのK-POPアイドルが築きあげてきたパフォーマンス重視の風潮が、セクシー路線や、性的な魅力を生かしたサービスに侵食されるのではとの憂慮も。  日本ではもはや「会いに行けるアイドル」が当たり前だ。多くのグループが「握手会」、「ハグ会」などを定期的に開催し、楽曲やパフォーマンスよりもそちらに重点を置くことで、ファンを増やす傾向にある。  この韓国のアイドル産業に日本ならではの「親近感」キャラを生かしたアイドル像が受けるのだろうか。今回の新たな挑戦にはそうした点からも注目が集まっている。
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「K-POPアイドル」の括りに日本のファンが反発
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