田中みな実さんを「闇キャラ転向」と笑うメディアはマッチポンプだ<北条かや>

所属事務所の公式HPより

北条かやの「炎上したくないのは、やまやまですが」

 人気女子アナウンサーといえば、日テレの水卜麻美さんや、フリーの加藤綾子さん、高橋真麻さんなどが思いつくが、昨年、最も話題を集めたのは田中みな実さんだと思う。  いや、単に私が大ファンだからとかではなく、フリーに転向してからの田中さんはほんとうに美しい。31歳で大人の魅力も加わり、最近は女性ファッション誌にも引っ張りだこだ。2018年も大注目のアナウンサーである。にもかかわらず、一部メディアが彼女を叩くのは本当に許せない。  昨年12月20日、彼女が『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)に出演した際のことだ。「忙しすぎる女」の1人として登場した彼女は、のっけから、 「(この秋)MCをしているお昼の帯番組が、改編の時期で演者さんの入れ替わりがあって……自分の責任なんじゃないか、と考えたら落ち込んでしまって……」  と吐露し始め、司会の後藤輝基に「しんどいわ!」とツッコまれていた。  その後も「(心のキャパシティをあらわす)コップの水がブワーっとあふれるまで我慢してしまう」とか、「何のために仕事をしているのか。毎日仕事をします、そのお金で化粧品買います、洋服買います……で? 私は満たされていますか?」等と発言し、そのたびに背後からホラー音楽が流れるという演出がなされていた。  「誰かから必要とされたいんです」「でも、男性を好きになるタイミングがない」と、訴える彼女。プライベートの過ごし方については、「年に2回、家の中に盗聴器の検査を入れています」と告白し、「闇発言だ」と、ネットニュースで話題になった。  いやいや、「闇発言」ってなんだよ。あれくらいの有名人で、過去にはプライベートの恋愛が執拗に追いかけられたこともあるんだから、それくらいやるだろ。「ぶりっ子」とか他にもいろいろと叩いておいて、闇が深いというか「悩みが深い」彼女を作っておいて、今さら「闇発言キター」と騒ぐメディアよ。マッチポンプって言葉、知ってますか。
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彼女は、本音を打ち明けるようになっただけの話
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