韓国・文大統領のイケメンボディガード 実はボランティアだった!

 韓国で、あるイケメンがSNS上で話題になっている。韓国のみならず、日本のSNSでも話題だ。ひいては、アメリカのニューヨークポストまでが彼に関する記事を掲載している。  彼の名は、チェ・ヨンジェ氏。年齢は36歳(既婚・子持ち)。整った目鼻立ちに、厚い胸板。常に緊張感を身にまとい颯爽と振舞う。一見、映画俳優にも見まがう彼は、韓国第19代大統領に当選した、文在寅(ムン・ジェイン)大統領のボディガードである。  5月15日、韓国のネットサイト「ウィキツリー」がFBとYouTubeで同時配信している動画に出演した、「共に民主党」のキ・トンミン議員によれば、チェ氏は、大統領選から文氏のボディガードとなり、常に文氏の傍で警護の目を光らせているらしい。  しかし驚くべきは、キ議員の次の言葉だ。 「彼は、文大統領の正規のボディガードではない。彼は誰かに雇われ文氏の警護に付いている訳ではない」  そう、彼は自らが進んで文氏のボディガードを買って出ているのだ。警護に関わる費用もすべて自己負担であるばかりか、宿泊や食事に関してもすべて自腹でまかなっている。  キ議員によれば、チェ氏のようなボディガードは現在5名おり、彼ら全員が同じように自分の意志で、自己負担で文氏の警護にあたっている。  キ議員は動画の最後で、「彼らのような自発性と熱意を持った人たちが文大統領の周辺にいることで、大統領選を大差で勝利することが出来たのではないか」と分析する。  ちなみにこのチェ氏が、大統領となった文氏を、正式に今後も警護するかはまだ決まっていない。
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青瓦台の「外見至上主義」が取りざたされる
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