営業利益の黒字化を実現した「シャープ」に未だ残る懸念とは?

大熊将八

旧シャープ東京本社ビル photo by Lombroso CC BY-SA 3.0

 経営再建のため半導体事業の売却が決まった東芝。買い手にはあの鴻海精密工業も名乗りを上げており、その行く末に注目が集まる。ところで、鴻海に買収されたシャープはどうなったのだろうか?

 買収直前には「偶発債務」が数千億円に上る可能性があると見て、鴻海から出資額が減じられそうになったり、大量リストラが行わる噂が立つなどガタガタだったシャープだが、鴻海CEOのテリー・ゴウ氏の指揮のもと、現在は債務超過を脱し、営業利益も黒字化した。

 ただし、その前途はまだまだ多難である。東芝との比較を交えつつ、現在のシャープの財務状態を見ていこう。

⇒【資料】はコチラ https://hbol.jp/?attachment_id=133324

 まず何と言っても大きいのが、長らく続いてきた負債が資産を上回るという債務超過の状態が2016年度第2四半期以降は解消されている点だ。

⇒【資料】はコチラ https://hbol.jp/?attachment_id=133325

 これはひとえに鴻海からの3000億円の入金が無事なされたためだ。一時は850億円程度に落ちこんでいた資本金は4000億円を超えた。

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東大式 スゴい[決算書の読み方]

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