東大院生が考えたFX最新理論――絶対必要な最強ツールとは?

東大院生時代に出版した処女作、『東大院生が考えたスマートフォンFX』が異例のベストセラーとなった田畑昇人氏。現在は専業トレーダーとしてプロ転向したスキルは、とてつもない進化を見せていた。その全貌に迫る!

需給のバランスと転換期を読み解くツール=オアンダ

「’16年の収益も順調でした。“オアンダ”がよく効いて、値動きのわかりやすい場面が結構多かった印象です」

 振りかえるのは、『東大院生が考えたスマートフォンFX』がベストセラーとなったFXトレーダーの田畑昇人氏。田畑氏が得意とするのは、為替の需給を読み解く分析。そのための貴重な情報源となるのが、オアンダだ。

「オアンダとは、FX会社の名前。このFX会社のHPでは、利用者のポジション比率や注文情報が見られるんです。為替市場が動くのは、売り手と買い手のバランスが崩れるときですよね。たとえば、市場参加者の80%が買い、残り20%が売りだとします。8割の人が買っていれば、買いたい人の多くはすでに買っているから上がりにくい。ところが、あるニュースをきっかけにして買い手がポジションを手仕舞ったり、売りに転じたりする。すると、買いに偏っていたバランスが崩れて、急落することになります」

 市場が買いと売り、どちらかに偏っていれば、動きが出やすいということになる。

「こうしたポジション比率の情報は、通常は公表されていません。でも、オアンダは別。通貨ペアごとに、買いと売りの比率を見ることができるのです。」

 買いに大きく偏っていたら上がりにくいし、下げを警戒することになる。逆に、売りに偏っていれば上昇が近いと判断できる。特に偏りがない状態なら、上下どちらにも動く可能性あり、だ。

「オアンダでは、買い手と売り手がいくらでポジションを持ったのか、コストも見れます。買い手の多くが高いレートで買っていて含み損に苦しんでいたら、『買い手の投げ売りが出てきて下げるかも』と考えられます」

 買い手が含み損で苦しんでいたら、反対に売り手は含み益でホクホクしている。買い手の損切り売りが出てくるだろうし、売り手は売り増してくるから、下げやすい。ここは狙い目となる。

「売り手の多くが含み損なら『売り手の損切りによる買い戻しと、買い手の買い増しで上げるかもしれない』と考えることもできます。極端な話、オアンダでポジション比率と、そのコストを見るだけでも、方向性を考えることができるんです」

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東大院生が考えたスマートフォンFX

9か月で50万円を1000万円にした3つの武器

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