中国、新しい宇宙ステーションと宇宙船の打ち上げに成功。慎重・着実に歩みを進める中国の有人宇宙開発

2018年からは大型の宇宙ステーションの建造が開始

⇒【画像】はコチラ https://hbol.jp/?attachment_id=115246

大型の宇宙ステーション「天宮」の想像図 Image Credit: CASC ---

 有人宇宙船の打ち上げと運用、宇宙ステーション試験機の打ち上げと宇宙飛行士の滞在、そして無人補給船の打ち上げと、中国はゆっくりと、しかし着実に有人宇宙開発を進めている。そして中国の有人宇宙開発にとって当面の目標は、大型の宇宙ステーションを建造することにある。  そのステーションの名前は「天宮」と呼ばれている(数字は付かないものの、試験機と同じ名前でやや紛らわしい)。天宮はステーション全体を指す名前で、中核となるコア・モジュールの「天和」をまず打ち上げ、そこへ実験室となる「問天」、「夢天」、「巡天」をそれぞれ別々に打ち上げ、宇宙で合体させて、一つの大型ステーションになる。天和などを打ち上げるための超大型ロケットの開発も進んでおり、今年中にも試験機が打ち上げられる予定となっている。  また天宮の建造と並行して、神舟宇宙船による宇宙飛行士の訪問や、天舟補給船による物資補給などが行われるという。  天和の打ち上げは2018年の予定で、2020年代前半に天宮の完成を目指す。完成後の大きさは、国際宇宙ステーションにまでは及ばないものの、かつてソヴィエト・ロシアが運用していた「ミール」に匹敵するほどの規模になるという。  天宮が完成すれば、国際宇宙ステーションの運用が終了する予定の2024年まで、地球に軌道上に2つの大型宇宙ステーションが存在することになる。
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